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2004.02.11

牛丼の消える日

ついに吉野家も牛丼の販売を停止した模様ですね。

ただニュースを見ていて疑問に思うことは正確に実情が我々に伝えられているのだろうか?と言うことです。牛丼が食べられなくなると言うセンセーショナルな話題ばかりを強調して、日米間における正しい状況がどうもはっきりしないような気がします。

インタビューでも“何故、米国で吉野家の牛丼が食べられるのに日本では食べられないのか”“早く、小泉君は輸入を再開しろ!“等、調子づいている方々が見受けられましたが、現実問題として輸入を再開することによってBSEが日本に入ってきたときどうするつもりなんでしょうか?まぁ、手のひらは何度返しても減らないと言うことでしょうか?

かつて、日本において全頭検査しなければならなかった状況をどう捉えていたのでしょうか?

特にマスコミは話題性のみを追求して現実問題として安全性を確保するためにはどうすべきかという点について、自分たちの都合だけで国民を意識誘導しないで欲しい物です。まぁ、もっとも戦時中に軍部の手先となって国民をだまして恥じることの無かった日本のマスコミにそんなことを期待すること自体無理な話なのでしょうが…

ところで、米国は自国の牛肉を日本に対して輸入するよう要求しているようですが、米国自体は日本からの牛肉輸入を禁止しているというのは事実なんでしょうかねぇ?

吉野家|お客様へのお知らせ|ニュースリリース

そういえば、中国の吉野家は中国産の肉で販売を続けると報道していましたが、それと日本における安全性の確保にどんな関係があるのかは結局、説明されなかったこともマスコミの無責任さを強く感じさせました。

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