殴り屋
久しぶりに書店のコミックコーナに行くと殴り屋と言う作品が目に留まった
ああ、あの作品も復刻されていたんだな
と、感慨にふけりながら手に取ってみるとどうやら私が心に描いた作品とは別物のようである。よく見れば出版も少年画報社である。あの作品であれば小学館から出版されるはず、まぁ秋田書店の可能性も捨てがたいけど、作品の持ち味から云えば小学館と云うところに落ち着くはず
そう、私が殴り屋というタイトルで思い出した作品はかつて男組を連載していた池上遼一が病気で休載していた間、リリーフとして掲載されていた今となっては幻の迷作です。
なんと言いますか、私はその作品で初めて赤心流なる流派を耳にしました。
もっとも、その作品以外でこの流派を耳にしたのは後の仮面ライダースーパ1くらいのものですから実在するかどうかは怪しいものですが…っていうか、本当にあったら怖いです。
最も私の印象に残っているシーンは次の4シーンです
1.突然、父親が人を殺して逃げ回っていると聞かされた主人公が敵に対峙して覚醒するシーン
2.頭でっかちで実際には運動音痴の友人から正拳突きの神髄について指摘されるシーン
3.契約のため、父親と対決を迫られるが件の友人が命をとして不正な契約は破っても何ら恥じることがないと諭され、真の敵に対峙するシーン
4.間抜けな五獣拳の構え
特に最初にあげたシーンはそれまでいじめられっ子だった主人公に父親と敵対する組織の資格として担任教師が五条鞭(多分)のようなもので仕掛けてきたときは、結構驚きました。
はたして、この作品を再び目にする日はやってくるのでしょうか?
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